2010年3月11日木曜日

日常

まれに思うのだが・・・

 カップ麺の汁の袋、最近では「食べる直前に」と書いてある。

ふたを開け、お湯を注ぎ待つ。

汁袋をフタの上であっためて直前に入れ、風味が飛ばないようにとの配慮かと思われるがあのシステムは危険をはらんでいる。

 アルミ状の小袋には「こちらからあけれます」と親切に書いてあるのだが大きく開けると搾り出す時にエキスが開口部に残りやすい。

 出来るだけ小さく開け、中の油脂に含まれる一番おいしいところを徹底的に搾り出すのが好ましいと考えるがココに悪魔が潜んでいる。

第一段階で絞った際、指先についた油分に気づかず最後の力でおもいっきりエキスを出そうとすると 「 つるっ!」と滑る時がままあるのだ。


 当然、エキスは飛び散る。 

あたりはエキスまみれになるわけだが、始末の悪いことに搾り出す先には熱湯をそそいだカップが地獄の釜のように待ち受ける。

 手は熱湯を浴び、コタツ近辺には熱湯でやわらかくなったネギ、キャベツや焼豚などの薬味類が散乱する。

 あわててティッシュ類でふき取るが、その丸めたティッシュに一抹の「ヌレギヌ」感が漂う。

 気を取り直し、箸で麺をほぐす。



 あたりには「いいにおい」が漂い、今から食すその味を想像する。

最近のカップめんはうまい!

 名店のそれを叩き込んだ店舗となんら変わらない味・・・  と、 思った・・・が。



  俺は大切な事を忘れていた。



そのカップめんには 「焼きソバUFO」と書いてある事を。


 うすくちソース味の汁は かなり まずい。

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