2010年10月12日火曜日

モルディブ物語 2回戦

 波はとめどなくレギュラー方向に割れ、一定の速度と掘れ方 自然が作り出す見事な曲線美に身をゆだねサンゴ礁の上にできた1mほどの小島にやしの木。

メンバーは思い思いのラインで波乗りを楽しんだ。

一旦、昼食の為引き上げカレー風味の昼食をとる。

穀物はタイ米でパラパラしているが、味付けは日本人向けか。

ただイスラム圏の為、肉類は無い。

マキさん、デタロウ、秋山の持参した醤油、わさび、マヨネーズ、ふりかけ、即席味噌汁などがありがたかった。

時おりデザートのには「アイスクリーム」もでた。

午後からは先程のポイントでもう1ROUNDし、夕方にはCARINAに引上げる。

そして宴会。

持参した「カラオケシステム」で海上カラオケ大会が勃発し旅を盛り上げる。

しかし、ほとんどのメンバーは部屋にてリラックス。

通算して21:00頃にはみんな寝ていた。


起床時間は決めずみんなバラバラに起きる。

中でもマキさん、ゴリは早朝すぎるAm3:00 粉っぽいコーヒーをすすりながらSURF談義のち朝マズメをねらったキャスティング。

カラフルな魚がつれる。

この日はゴリの提案でグーフィーポイントに行くことに。

渡辺氏、たつひこはいよいよフロントサイド。
先日の反対側のグーフィーは「プライベートビーチ」なのでCARINAごと移動。
チキンポイントで入水をはかる。
http://www.google.com/mapmaker?ll=4.373498,73.6623&spn=0.00283,0.003449&t=h&z=18&hl=ja

ここもボウルのように棚があり、そこにそってサイズの一定した波がグーフィー方向に割れていく。
時おり「お化け」も入り、一同は「ホーホー」と叫びながら貸切WAVEを堪能した。

右側に入った波は浅瀬に向けシフトしそこから一気に掘れブレイク。
インサイドに行くと水深はヒザ程度になりドルフィンスルーは不可能となる。

幹事渡辺とヒザの故障に苦しんだタツヒコは思いっきりSURF!

ピーク付近ではミチバタ氏が得意のポージングを決める。

やがて流れが入り始めるとここは危険。

潮流が数億円のクルーザーを浅瀬に打ち上げてしまう程の難所なのだ。
実際、1隻のクルーザーが無残な姿で横たわっていた。

トイレットボーイ(小型船の世話役人、コイツがノリがよくおもしろい)が近く行くか?のジェスチャーでよしか、ヘビケンと乗船し接近を試みた。

4ヶ月ほど前に台風と波で座礁したらしい。

4ヶ月前、「もうすぐだな~」とか言っていた時期、この船は俺達のような人間を乗せ、この綺麗な海をクルージングしていたのだと思うと何とも無残な光景だ。

やがてグーフィーパーティーはカレントにより終了。

あまりのパドルに午後はNOSURFを決め込む。

そして始まった「テキーラパーティー」
スピーカーからはミキサーを通じ流れてくるのは「ワンナイトカーニバル」

踊る。 揺れる。 パクル。

EXILEがはいると一同は船の最上部に行きダイブ。

5~6回繰り返し意識は低下、夕方班が帰ってく頃には「死亡確定」した。

ただ、この日はあの下戸男「貞一」「真木敦」がテキーラをしたためたためみんなのボルテージは急上昇!

あとでテイイチの部屋を覗けばタオルケットから投げ出された下半身、ケツの間からは巨大な「なた豆」がぶら下がっていたという。

週間大衆のグラビアをそっと置き、横に丸めたティッシュでデコレート。

みんな意識の無い貞一のフルヌードを思い思いの角度で撮影していた。


CANINAは夕方になると「ラグー」というサンゴに囲まれた「湾内」に移動。
揺れと漂流を防ぐためだが船長は朝まで舵を握ったまま警戒に当たる。

直ぐ下にはところどころ浅瀬があり、前出のクルーザーのように座礁しないためだ。

翌日にはいよいよ「シュノーケリング」が行われた。

トイレットボーイに乗せられアウターリーフへ。

かなりうねりが有り、船内は20Cmほどの浸水があり危険極まりない。

ビビリのトシヤが「ビギナー!ビギナー!」と叫ぶがお構いナシに航行、やがて「ヘイ!ダイブ!ダーイブ!!」

俺たちは飛び込んだ。

腹程度の水深には綺麗なサンゴ、小魚が泳ぎすごくきレーだ・・・とおもい顔を上げると!

一目散にCARINAに向かって泳ぐとしや、渡辺、貞一そして ゴリ!!

貞一は水泳もほとんど出来ない状態にもかかわらず参加。
子供用シュノーケルセットで必死で暴れる。

横長のサンゴ礁を一気に突っ切り、自分だけはやく乗船しようと我先に泳ぐ。

不安がる貞一。

ソレもそのはず。 サンゴ礁を抜けるとドン深の海が足元に広がる。

その紺色の海底からは俺達をうかがう「何か」が必ず居る。

「おい!みんなでまとまっていこうぜ!」と声をかけるが「そんな事言って、自分だけ逃げるつもりだら!」

完全にチームワーク崩壊、疑心暗鬼にとらわれたメンバーは「おい!!逃げるな!!」と叫びながら鬼クロールで船に向かった。

綺麗なサンゴに小魚・・・  シュノーケリングは人間の一番汚い部分をさらけ出しだけで終わった。

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